「バタフライ・エフェクト」 レヴュー

監督 エリック・ブレス/J・マッキー・グラバー
主演 アシュトン・カッチャー(役名:エヴァン)
出演 エイミー・スマート(役名:ケイリー)
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概要
トラウマの記憶が無くなる少年エヴァンが、大人になり、
記憶を無くさないために書いていた日記をもとに
愛する女性を救うため過去の世界を変えにいく。
review
脚本に6年かけているだけあって、
話のすじの通しかたがほんとにうまい。穴がない。
ふつうは、過去を変えることで狂ってしまう話の筋が、
驚くほどに狂わない。
ほとんどの映画が話のすじよりストーリー性を重視するのに。
この映画はカオス理論ってのをテーマに持ってきているみたい。
「ある場所で蝶が羽ばたくと地球の反対側で竜巻が起こる」
実際に、起こり得るらしい。
俺もよくわからないけど、
「一見無秩序なものでも、その背後には必ず無数の秩序をもつ」みたいな。
つまり、天気とかって一見無秩序に思えるけど、
ちゃんと無数の秩序で構成されてるってこと。
だから、最近の天気予報はカオス理論を用いて、
無数の秩序をスーパーコンピューターで割り出すみたい。
一週間後が晴れだとか雨だとか。結構正確にね。
でも、外れるときもある。
それはなぜか?
それもカオス理論で説明ができるみたい。
スーパーコンピューターが物理的に正確に計算しても、
初期の設定をするのが人間だから外れる。
大げさに言うと、
入力した温度が0.1度違うと一週間後の天気は、
無数の秩序によって大きな変化になって、
一週間後の天気すら変えてしまう。
それが、0.01度でも、0.0001℃でも。
まあ、こんな感じじゃないかな。
だから、蝶の羽ばたきで竜巻が起こるらしい。
そこには、無数の秩序が存在しているから。
で、この映画のどこにかかってるかって言うと、
愛すべき人を救うためにほんのちょっと、一言、過去を変えるだけで、
未来は周りを巻き込んで全然違うものになってしまう。ってこと。
この映画はあまりメジャーじゃないけど、
よく出来た映画だからレビューしました。
まだまだ書きたいことがあるんだけどだいぶ長くなってきたんで、
そろそろ終わりにします。
個人的な映画の評価
10点満点中/8.5点
goo映画
10点満点中/7.4点
ヤフー映画
5点満点中/4.4点
映画生活
10点満点中/8.0点
平均は 10点満点中/8.17点でしたー
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